南東壁の中央をカルニス セミョールカ (Семёрка) 経由で、5а級 (П. Де­ни­сен­ко 氏による、1976年)、V. シュシュリャーピン (В. Шуш­ля­пин) 氏によるバリエーション「セミョールカの左」、5Б級 *)

ルートは数字の7の形をしたカルニスを経由して南東壁の中央を登る。目印は壁下部に生えている大きなネズの木である。

フォロースカヤ・カント (Фо­рос­ский Кан­т) 山の麓の登山者用駐車場付近の道から、初めはトレイルを、後には岩屑斜面を上りつつ (R0: 標高差150 m、傾斜20–30°、難易度b/k)、左斜め上方向に進む。

R1–R2区間は、イチゴノキ (Бе­сты­дни­ца) (地表に根を張っている木の事だと思われる) の木に向かって上方に30 m進む (R1–R2: 標高差30 m、傾斜80°、難易度IV)。 img-0.jpeg

R2­–­R3区間は、初めにクラックに向かって左に10 mトラバースし、次に目立たない内角を上方に進む。短い張り出し壁を越えるとネズの木が見える (R2­–­R3: 標高差40 m、傾斜80°、難易度V)。

R3­–R4区間は、初めに棚場の上の枯れ木に向かって左斜め上方に25 m進む。棚場の上には張り出し壁がある。初めはクラックを左に登り、次に内角を登る (R3­–­R4: 標高差40 m、傾斜80°、難易度V+)。

R4–R5区間は、初めにカルニス セミョールカ (карни­за Семёр­ка) の下部左に位置する緑色の藪に向かって上方に進み、次に内角を右斜め上方に進む。さらにカルニスの右上部に向かって進む (R4–R5: 標高差40 m、傾斜80°、難易度V)。

R5–R6区間は、初めにカルニスを真っ直ぐ上方に登る。次に右に8 mトラバースして、棚場を通って縦方向の内角に至る。内角を上方に登って水平な棚場に出たら、さらに左に10 mトラバースする (R5–R6: 標高差40 m、傾斜80°、難易度V)。

R6–R7区間は、なめらかな傾斜した岩盤を上方に登って棚場に至る (R6–R7: 標高差40 m、傾斜75°、難易度IV)。

R7­–R8区間は、右斜め上方に進み、張り出し壁の下にある洞窟に至る (R7­–R8: 標高差40 m、傾斜75°、難易度IV)。

R8­–R9区間は、洞窟から内角を右に10 m上方に進み、次に左斜め上方に進んで、上部が「栓」で塞がれている内角の付け根に至る (R8­–R9: 標高差30 m、傾斜75°、難易度-V)。R9­–R10区間は、初めに内角の右側を通って「栓」の下に至る。「栓」は右側を通って回避する。さらに、煙突を5 m上方に登り、斜めの棚場を左に3 m進む。小さな壁を越えると駐車地点 (ビッ​​クポイント) に至る (R9­–R10: 標高差15 m、傾斜90°、難易度V+; 標高差15 m、傾斜90°、難易度VI)。

R10­–山頂区間は、初めに角を越えて左に5 mトラバースし、次に内角を上方に登って山頂の平坦地に至る (R10­–山頂: 標高差30 m、傾斜75°、難易度IV+)。

ルートの主要部の長さは約370 m。所要時間は3­–4時間。メインルートの左側には、V. シュシュリャーピン (В. Шушляпин) 氏が初めて踏破した、より難しいバリエーション「セミョールカの左」が示されている。以下はV. ペストリコフ (В. Пестриков) 氏による説明である。

このバリエーションは、下部 (R7区間まで) が「クラシックルート」より左を通る。ルート#10「Рыжий угол (赤茶色の角)」の右5 mの地点が起点となる。

R1'­–R2'区間は、傾斜した棚場を右斜め上方に進み、左の壁に「砂時計」がある小さな洞窟に至る。 (R1'­–R2': 標高差60 m、傾斜50°、難易度II)。R2'­–R3'区間は、洞窟から上方に進んで内角の付け根に至り、内角を約10 m登る。さらに左斜め上方に進み、ハーケンを見ながら広い内角の右側を通って大きな木に至る (R2'­–R3': 標高差45 m、傾斜80°、難易度V+)。R3'­–R4区間は、右斜め上方に進み、傾斜が緩い岩場 (木が生えている) を抜けて、2本のハーケンのある棚場に至る。 (R3'­–R4: 標高差40 m、傾斜60°、難易度III)。R4­–R5'区間は、ビッ​​クポイントからハーケンを見ながら左斜め上方に進む。クライミングは難しく、摩擦角での登攀が多い。岩盤を進んで「バルブ (おそらく岩塊の意)」の直下に至り、「バルブ」と壁の間にある内角を上方に進んで「バルブ」頂部に至る (R4­–R5': 標高差40 m、傾斜80°、難易度VI)。

R5'–R7区間は、ハーケンを見ながら岩盤を真っ直ぐ上方に登る。張り出し部は、補助具を使用して突破する。さらに上は傾斜が緩くなる (R5'–R7: 標高差40 m、傾斜85°、難易度VI、A1)。

以降は「クラシックルート」に合流する。 *) ルートの難しい部分には固定された確保ポイントが設置されている。

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