ルートの説明
カツィト峰への登頂 - 北西尾根を経由する2A難易度。
ベースキャンプから、雨量計のある広場を通ってビオブ川に向かう。川を渡り、ガリーの右側を通ってカツィト峰を目指して進み、雪尺のある広場まで登る。ガリーの入り口は、アルグ川とビオブ川の合流点から約1kmの距離にある。ガリーの上部は、カツィト峰に続く小さな尾根にある狭い雪のガリーに近づく(図1)。ガリーの下部の雪の傾斜は20°、上部は30°~45°である。ガリー全体の長さは約100m。ガリーの通過は、岩場での確実なピトン保険を伴う雪の上を進むか、雪の状態が悪い場合(硬い雪、氷、雪が少ない)は、左側の岩場をピトン保険またはペリカムを使用して進む。岩は中程度の難易度。ベースキャンプからガリーの基部までの所要時間は約2時間。
前述のガリーは鞍部に続く。次に、左斜め上にトラバースして、中央に特徴的な岩の島があるピラミッド型の雪原に向かって進む(図2)。雪原の下部の傾斜は10°で、上部では岩の島付近で30°まで急になる。雪原は、進路方向に伸びる小さな岩の島伝いに進むとよい。岩の島の左側を迂回して、雪原の上部まで登る。さらに、右斜め上にトラバースして(2~3本のロープ)、中程度の難易度の岩場(ピトン保険または岩の突起を使用)を登って鞍部に至る(図2)。
鞍部は、3つの歯のような岩のジャンダルムの左側にある。鞍部からトラバースして、ジャンダルムの右側を迂回しながら、稜線を伝って頂上に向かう。頂上への登路は、大きな石の板が折り重なった単純な内角を登る。稜線上の全行程で、岩の突起を介して保険をかける。
頂上とその周辺の岩は、崩れやすい。「生きている石」に注意する。
狭いガリーの基部から頂上までは4時間。登路を辿って下山する。雪原を下る際は、ペリカムを使用するか、ピッケルを介して保険をかけて進む。濡れた雪の場合は、通常のビレイポイントを設けて、アイゼンを装着して下山することができる。
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