レポート

1980年5月4日にスタヴロポリ地方の登山家グループによって達成された、アルヒズ山域(西コーカサス)、マラフ峠の西、ソフィエフスキー稜線に位置する「ピーク3231」(東)の初登頂について。

アルヒズ山域は、大コーカサス山脈の北斜面のうち、カルダヴァチ地域(クラスノダール地方)の西からマラフ峠の東に位置する。地域全体はスタヴロポリ地方の領土内にあり、北緯43度の範囲に位置する。大コーカサス山脈の北にはソフィエフスキー稜線があり、ここに標高海抜3231メートルのこの無名の頂が存在する。

ベースキャンプは、標高1320メートルに位置する「氷河農場」近くの林間の空き地に設営された。ベースキャンプからは以下の経路で進んだ。

  • ソフィア川沿いに上流に向かう
  • アク=アイリ氷河からの支流に至る
  • 支流の右岸(地形的に)を進み「バラニ・ルブ」に至る
  • 右に進路をとり、広いカール状の斜面を経てフィンстерワールト(雪渓)のある場所に出る
  • 雪渓を進み、「ストリチニ」峠に至る(キャンプから3時間)

「ピーク3231」はソフィエフスキー稜線(北東部)の、ほぼ同じ高さの2つの頂からなる区間であり、互いに近接して(稜線上で200–250メートル)位置している。さらに北西の稜線はミンゲ・ケル・バシの頂に続く。また南東には以下の頂が続いている。

  • ピーク3305
  • ピーク3200
  • ナデズダ

登頂は10-В(カテゴリー)の難易度で第1頂(東)に稜線伝いに達成された。ルートは稜線に沿った岩稜で、崩落が多い箇所である。ルートの開始は「ストリチニ」峠からとなる。

グループのメンバーは以下の通り。

  • フルソフ ユーリイ セルゲーエヴィチ、1級スポーツマン
  • クロチコフ Н.В.、2級スポーツマン
  • コプチェフ А.М.、2級スポーツマン
  • ベロクロフ И.Л.、2級スポーツマン
  • グリシュチェンコ О.Г.、2級スポーツマン
  • ツィバンコワ Л.В.、2級スポーツマン

パスポート、表、写真、地形図、および説明書が添付されている。

説明

「ピーク3231」(東)へのルートについて、「ストリチニ」峠からの南東稜ルート。

「氷河農場」近くの林間の空き地に設営されたベースキャンプからは以下の経路で進む。

  • ソフィア川の上流に向かう
  • アク=アイリ氷河からの支流に至る
  • 支流の左岸(地形的に)を上流に向かって進み、「バラニ・ルブ」に至る
  • 右に進路をとり、続いて上方向にある「ストリチニ」峠へ続く谷に向かう

峠からは右上方に向かい、10-Вカテゴリーの崩落が多い岩稜を伝ってジャンダルムに至る(80メートル)。ジャンダルムはルート左手にピトンを使用し迂回する。迂回路を抜け稜線に出て、そこから12–13本のロープの長さ上る(落石に注意)。稜線の傾斜は急ではない(30°–35°)ため、岩の突出部で保険をとりつつ進む。

稜線は肩部に至り、そこでは岩と雪の箇所が混在している。直近の頂上は岩壁(10メートル)を登る必要があり、岩壁の傾斜はそれほど急ではないものの(45°)ザイルワークに適した箇所である。

頂上は極めて小規模な岩稜の崩落箇所である(4–5人が限界)。「ストリチニ」峠から「ピーク3231」頂上までは1時間45分を要した。

下山は登攀ルートをそのまま逆進した。推奨事項:

  • 岩用のピトン — 4本
  • ハンマー — 2個

主要なルート特性の表

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ルートへのアタックは1980年5月4日8:00。頂上までの移動時間は1時間45分。下山に要した時間は3.5時間。ルート中でのキャンプ設営は行われなかった。下山は1980年5月4日14:00に終了し、キャンプに到着した。

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出典

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