9. 北稜の西壁から北尾根へのルート、46 к/трм、図4.

ベースキャンプからシァマ川沿いにモレーン上を進み、やがて右に曲がってビッグ・シァマ氷河に出る。右手に以下の峰々を望みながら前進する。

  • メドヴェジイ・ザモク(熊の城)
  • シェレム(兜)

頂の北尾根西壁直下に至る。ベースキャンプから頂直下までは4時間を要する。モレーン上にキャンプ地あり。

当該頂の北尾根の特徴的な色は黄緑色である。

壁上部右方から左方に向かって3本の傾斜した岩脈が通る。

  • 右の岩脈は最上部の目立つ部分まで達する。
  • 中央の岩脈は中央に位置する。
  • 左の岩脈は尾根上の岩門に至る。

壁の全体的な登攀方向は、最も左の岩脈よりもさらに左側の大きな広い棚場、そしてさらに壁を伝って尾根上の岩門へと続く。

モレーンから雪とスクリーを経て壁左側の岩脈下の広い棚場に至る。この棚場からは沢が流れている。この棚場から壁右方向へと進み、険しく岩が荒れた岩壁を登る。内部の角を上り(難所)、狭い棚場に出る。棚場を左に進み、壁がオーバーハングする直下を通って幅20 mの広い棚場に至る。この棚場の上は黄緑色の絶壁となる。

壁右上方向へと60°の急傾斜の棚場が続く。この棚場を100 mほど進む。プロテクションはカムによるもの。棚場には落石注意! 棚場はだんだんと傾斜が緩くなり、最終的に30°となる。壁を上り、やや右方向へとトラバースして崩れやすい大きな石の転がる棚場に至る。棚場を右に100 mほど進み、黒い岩脈のある内部の角に至る。内部の角を30 mほど上る(難所)。この角が北尾根の岩門に続く。

なだらかな尾根を進み、急な雪壁直下に至る。ここから尾根上に至る。尾根上を100–120 mほど進む(岩場で難度は中程度)。プロテクションは岩の突起部によるもの。2つの大きな黒い岩の間をくぐり、右方向へと傾いた岩盤を進み、再び内部の角に至る。内部の角を8 mほど複雑なクライミングで上り、狭い棚場に出る。再び内部の角を15 mほど上る。プロテクションはカムによるもの。

左方向へと傾いた岩盤を、割れ目を頼りに進み、頂のドームに至る。やさしい岩とスクリーを上って頂上に達する。

下山は南側へのルート(4А кат. сл.、8番のルート)による。ルートタイムは2日。

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図4.

出典

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