尾根のカテゴリーIII登攀ルートの説明
ルートの初めまではマメトワ氷河を通って同名の鞍部を経由し、バルドジガ氷河に出る。氷河を左寄りで通過し氷瀑を避ける。頂の東稜へ向けて傾斜40–45°の雪斜面を登り、続いて氷の上の雪を踏む。下部では一団で登れるが、上に行くにつれてアイゼンを装着し、ピッケルを用いた確実な確保が必要となる。さらに斜面は緩やかになり、最初のクレバスに至るが、左側を通って回避する。
最初のクレバスから約100mは雪斜面(最大傾斜40°)を登る。尾根に近づくと傾斜が急になる。この区間は雪稜の左5–7mを通るのが良いとされる。アイスハーケンを使用した確保を行う。最後の数メートルは薄い雪を踏み、ところどころ氷の上をアイゼンで登る(アイスハーケンでの確保)。
稜線の岩場に到達するとコントロールマーク(ケルン)がある。最初のジャンダルムまでは難所ではないが、雪稜を通る際は左側を通ること(右側には雪庇が張り出している)。最初のジャンダルムは硬い岩で構成されており、
- まず正面から登り、
- 次に左側の棚状の部分を通り、
- 再び左側の壁を登る。
岩の突起部を利用して確保を行う。ジャンダルムを越えると稜線の簡単な岩場となり、2つ目のジャンダルムに至るが、こちらは正面から登る。この地点は転石に注意が必要である。さらに雪地を進み、長さ15mほどの細い雪稜を通る。アイスバールを支点とした確保を行う。右側には雪庇が張り出している。簡単な岩場を通り過ぎ、3つ目のジャンダルムに至るが、こちらはアイスハーケンを使用した確保をしながら正面から登る。ここに2つ目のコントロールマークがある。ジャンダルムを下ると雪の鞍部に出て、北稜に至る。簡単な岩場を登って頂上に至る。
下山は頂上からアンティカイネン頂上を通るルートか、マメトワ氷河へ下るルートがある。登頂には10–11時間程度を要する。
東稜を初めて登ったのは、1956年8月22日に「Kok-Bastau」アルプキャンプの以下のメンバーによるグループである。
- P. Belenkiy
- D. Ravich
- S. Sogrin
- M. Tverdohlebov(リーダー)
推奨事項
- 参加人数は6–8人程度。
- 出発地はアルペングラード。
- ビバークを5:00に出発。
- 4人でのパーティーに必要な携行品:
- メインロープ 2本(30m)
- 岩用ハーケン 6本
- アイスハーケン 3本
- ハンマー 2本
- カラビナ 4個

Mountain.kzサイトより
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