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説明
南西尾根からのオヴァルナヤ・ジーミナ火山への登頂 3A難易度

- オヴァルナヤ・ジーミナ火山への西ルート。
- オヴァルナヤ・ジーミナ火山への南西ルート。

オヴァルナヤ・ジーミナ火山。外観。
説明
南西尾根からのオヴァルナヤ・ジーミナ火山への登頂 3A難易度
- 登攀開始地点へのアプローチ。
ベースキャンプから登攀開始地点までの道のりは、カテゴリー2Bのルートの登攀開始地点までの道のりとほぼ同じである。フラットなトウバチクと呼ばれる山と、標高の高いターボロトナヤ山の間の台地からの下り坂に近づくと、オヴァルナヤ・ジーミナの南斜面の下にあるパストゥホフ谷の方角に向かって進み、1.5kmほど手前で2つの幅広いスコリア丘の間の峡谷にそれる。
正面の方向に、その峡谷に流れ込む長いフィルンが見える。上の方には壁が見える。 峡谷を進んでいくと、スノースロープに出て、傾斜のある高台に至る。南西の稜線に近づき、ビバーク地を設営する。水場と良好な平地がある。ベースキャンプからのアプローチに要する時間:7時間。標高:-1450メートル。
- 区間別の登攀経過説明。ビバーク地点からの相対高度は1631メートル。
- 第一区間。高度差580メートル。傾斜20~25°。細かい、中程度のスコリアの崖。区間の所要時間:1時間35分。
- 第二区間。高度差200メートル。傾斜25~30°。中程度で険しい崖で、岩稜に移行し、突起部を伝って登る際にロープによる交互の確保が必要となる。岩稜の上部には陥没部があり、岩壁となっており、20メートルのデュルフェル下降が必要となる。所要時間:1時間40分。
- 第三区間。高度差150メートル。傾斜30~35°。破砕した岩の尾根となっており、一部にジャンダルムがある。回避には高度の注意を要する。頻繁に転石があるため、ロープを繋いで同時確保しながら登攀する。所要時間:1時間。
- 第四区間。高度差80メートル。傾斜65~70°で、下部は40°となる。区間の始めに壁状のジャンダルムがあり、回避は不可で、35メートルのフックによる確保と、20メートルのデュルフェル下降が必要となる。転石の危険がある。所要時間:1時間30分。
- 第五区間。高度差250メートル。傾斜40~50°。破砕した岩の尾根。ロープを繋いで同時確保しながら登攀し、一部では交互の確保をとる。所要時間:2時間50分。
- 第六区間。高度差210メートル。傾斜45~50°。破砕した岩と孤立した岩壁の尾根。区間の中ほどに傾斜した岩壁が見え、12~15メートルのフックによる確保が必要となる。それ以外の区間は同時確保で登攀する。所要時間:2時間。
- 第七区間。高度差160メートル。傾斜25~30°。雪と氷の斜面。ロープを繋いで同時確保しながら登攀する。所要時間:1時間30分。
3. 山頂からの下降。
山頂からの下降は、初めの2区間は登攀時と同じルートを通る。第三区間の中ほどで、進行方向右手の石の溝にそれ、雪の斜面に出る。最初の区間は同時確保で下降する。第二区間と第三区間の中ほどまでは交互の確保をとる。所要時間:2時間30分。残りの下降区間は雪の斜面を同時確保で下降する。所要時間:1時間10分。
4. ルートタイムの計算。
1日目。キャンプから登攀開始地点までのアプローチに7時間を要する。
2日目。
- 第一区間 – 1時間35分。
- 第二区間 – 1時間40分。
- 第三区間 – 1時間。
- 第四区間 – 1時間30分。
- 第五区間 – 2時間50分。
- 第六区間 – 2時間。
- 第七区間 – 1時間30分。
下降に要した時間:
- 第一区間と第三区間の中ほどまで – 2時間30分。
- 残りの雪の斜面の区間 – 1時間10分。
2日目の合計時間 — 15時間45分。
3日目。
ベースキャンプに戻るのに7時間を要する。
5. 登山者へのアドバイス。
全員がヘルメットを着用すること。1組2足のアイゼンを携行すること。グループの人員は4人。
ルート上のビバーク地は選ぶことができるが、水場が乏しい。6人組の場合の専用装備:
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- メインロープ:3本× 40メートル。
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- 岩壁用ピトン — 6本。
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- アイゼン斧 — 2本。
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- カラビナ — 4個。
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- リング用補助ロープ — 5メートル。
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- 個人装備。
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- ビバーク装備。
1971年8月8日に初登攀。1971年11月6日にルートディスクリプションを作成。 (V. コーソフ)
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